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ボーナスが多い保育園の見分け方

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保育士として働く中で、「お給料も大事だけど、ボーナスがしっかりもらえるところで働きたいな」と思う方は多いですよね。毎月の給与に加えて、まとまった金額のボーナスがもらえると、気持ちにも余裕ができますし、旅行や自己投資、将来の貯金にも回せます。

ただし、保育園によってボーナスの金額や支給回数は大きく違います。「求人票を見てもよく分からない」「面接で聞いても聞きにくい…」という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ボーナスが多い保育園を見分けるポイントについて、わかりやすくまとめてみました。これから転職を考えている方や、職場選びに迷っている方の参考になれば嬉しいです。

求人票の「賞与」の表記をよく見る

まず最初に確認したいのは、求人票に書かれている「賞与」の欄です。

保育園の求人票には「賞与あり(年2回・計3.5ヶ月分)」などと記載されていることが多いです。この「◯ヶ月分」というのは、基本給を基準に計算される金額を意味します。

たとえば、基本給が20万円で「賞与3ヶ月分」とあれば、単純計算で60万円が年間の賞与額になります。
ただし、ここで注意したいのは「基本給」の金額です。

保育士の給与には「資格手当」「処遇改善手当」などが上乗せされていることがありますが、ボーナスは基本給部分のみを対象にして計算されるケースがほとんど。
つまり、基本給が低く、手当で上げている給与体系だと、ボーナスの額は思ったより少なくなることがあります。

ポイント:

  • 「賞与◯ヶ月分」と「基本給の金額」を必ずセットで確認する
  • 手当が多くて基本給が低い求人は、実際のボーナスが少ない可能性あり

給与の仕組みや待遇を総合的に確認したい方はこちらも参考にしてください。

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公立か私立かをチェックする

ボーナスの多さは、運営主体によっても差が出やすいです。

公立保育園

  • 地方自治体が運営しているため、給与や賞与は公務員規定に準じています。
  • 一般的には年2回・3〜4ヶ月分程度のボーナスが安定して支給されることが多いです。
  • 長く働けば昇給や退職金制度も整っているのが魅力。

私立保育園(社会福祉法人・株式会社など)

  • 運営母体によって賞与額はまちまち。
  • 社会福祉法人は比較的安定しており、2〜4ヶ月分支給されるケースも。
  • 株式会社運営の園は業績に左右されやすく、1〜2ヶ月分のこともあれば、全く支給されない場合も。

「安定してボーナスをもらいたい」という方は、公立保育園や大きな法人が運営する園を中心に探すのがおすすめです。
公立保育園と私立保育園の比較はこちらの記事も参考になります。

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経営母体の規模や財務状況を調べる

保育園によっては、経営状況によってボーナスが変動します。安定して支給している園もあれば、「業績悪化のため賞与なし」という年もあるのです。

見分けるヒント

  • 法人のホームページで事業規模や理念をチェック
  • 複数園を運営しているか → 大きな法人のほうが安定しやすい
  • 口コミサイトや転職サイトの情報 → 実際に働いた人の声が参考になる

特に株式会社が運営している園は、経営状況に左右されやすいので、事前に母体の安定性を確認しておくと安心です。

面接や見学での質問の仕方

「ボーナスはどのくらいですか?」とストレートに聞くのは少し勇気がいりますよね。そんなときは、少しやわらかい聞き方をするとスムーズです。

たとえば…

  • 「賞与は毎年安定して支給されていますか?」
  • 「昨年度の実績を教えていただけますか?」
  • 「処遇改善手当はボーナスに含まれるのですか?」

このように聞けば、角を立てずに情報を得ることができます。園側としても「待遇に関心を持っている人」という印象を与えられるので、マイナスにはなりません。

上記の様な質問を直接しにくいという方は、転職エージェントを活用してエージェントさんに確認してもらうのもおすすめです。転職エージェントについては、こちらの記事で紹介しています。

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ボーナスだけにとらわれすぎないことも大切

もちろん、ボーナスが多い園は魅力的です。ただし、「ボーナスが多い=働きやすい」とは限らないのも現実です。

  • 人手不足で残業が多い
  • 書類や行事の負担が大きい
  • 職場の人間関係がギスギスしている

このような環境では、せっかくのボーナスもストレスで消えてしまいます。

ですので、給与やボーナスとあわせて、働きやすさ・福利厚生・休暇制度なども総合的に判断することが大切です。

ボーナスを増やすもうひとつの道「処遇改善手当」

保育士には、国からの支援として「処遇改善加算」という制度があります。これは保育士の給与改善を目的に交付されるお金で、園によっては賞与の一部として支給されることもあります。

つまり、「求人票には賞与2ヶ月分と書かれていても、処遇改善手当が加算されて、実際はもっと多く支給された」というケースもあるのです。

気になる場合は、

  • 「処遇改善手当はボーナスに含まれますか?」
  • 「昨年度の実績はどのくらいですか?」

と確認してみるとよいでしょう。

まとめ:ボーナスが多い保育園を見分けるには?

ボーナスが多い保育園を見分けるためには、次のポイントを意識しましょう。

  1. 求人票の「賞与◯ヶ月分」と基本給を確認
  2. 公立保育園や大きな法人は安定しやすい
  3. 経営母体の規模や安定性を調べる
  4. 面接では「昨年度の実績」をやんわり聞いてみる
  5. ボーナスだけでなく、働きやすさも大事にする
  6. 処遇改善手当の扱いも確認する

「どうせ同じように頑張って働くなら、しっかり評価してくれる職場がいい」と思うのは当然のことです。自分の努力がきちんとお給料やボーナスに反映される園を見つけることで、毎日のモチベーションもぐんと上がります。

転職活動をするときは、数字だけにとらわれず、園の雰囲気や制度も含めて総合的に見てみてくださいね。あなたにとって「ここなら長く続けられそう」と思える保育園に出会えることを願っています。

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ぴよち
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本サイトの管理人
保育士として10年以上の経験があります。正社員として公立保育園で5年勤務した後、結婚を機に私立保育園へ転職し3年勤務。出産を経てパートとして3年間保育園で働きながら、家庭との両立を経験しました。現在は、保育士のキャリア支援に携わっています。現場経験と家庭との両立経験を活かし、保育士の皆さんに寄り添った情報を発信しています。
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