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残業ゼロの保育園ってあるの?実態調査

h.i.0718.87@gmail.com

「保育園の先生って、いつもニコニコしているけど、実際はすごく忙しいらしい…」そんな話を聞いたことはありませんか?

保育士さんの世界は、子どもと向き合う時間だけではなく、書類作成や行事準備、会議など“見えない仕事”も山ほどあります。そのため「残業が多い」「持ち帰り仕事がある」というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は 「残業ゼロの保育園って本当にあるの?」 をテーマに、実態や取り組み、そして保育士さんの声を調査してみました。

残業が発生しやすい保育園の現実

まずは一般的な保育園で残業が生まれる理由を整理してみましょう。

  • 書類業務の多さ
    発達記録や日誌、行事の計画書など、子どもと関わる以外にも細かい記録がたくさん。保育時間中に終わらず、勤務後に書くことも。
  • 行事準備
    運動会や発表会、遠足など、年中行事の準備は膨大。衣装や小道具を作ったり、保護者への案内文を整えたりと、地味に時間がかかります。
  • 会議・研修
    職員会議や園内研修は、子どもが帰った後の夕方に行われることも多く、その分残業が増えがち。
  • 人手不足
    担当の先生が急なお休みになると、代わりに仕事を抱えることも。

このように、保育士の仕事は「子どもと接する時間」と「裏方業務」がセットになっているため、残業がつきもの…という構造があります。

「残業ゼロの保育園」は存在するの?

では本題。残業が当たり前の業界で、「残業ゼロ」を掲げる保育園は本当にあるのでしょうか?

実は近年、働き方改革や保育士不足の影響もあり、「残業ゼロ」を目指す園は確実に増えてきています。
完全にゼロにできるかどうかは園によって異なりますが、以下のような工夫を取り入れているところが多いんです。

残業をなくすための工夫とは?

IT(デジタルツール)の導入

最近では、登降園の打刻や連絡帳、日誌をアプリで管理する園も増えています。
紙に書くよりも効率的で、園内で情報共有がスムーズに。書類の時間が減り、勤務中に作業が完了しやすくなります。

行事の簡素化

「子どもが楽しめることを最優先にして、衣装や装飾はシンプルに」という方針を取る園もあります。
これにより準備の負担が減り、残業削減につながっています。

会議は日中に

午睡の時間を活用して、短時間で会議を済ませる工夫をしている園も。
夜に会議をしないことで、終業時間後にだらだらと残る必要がなくなります。

チームで業務分担

行事準備や制作物も、一人が抱え込まずチームで分担。
「今年はA先生が中心、来年はB先生」とローテーションする園もあり、負担が平準化されます。

職員数の余裕

十分な人員配置がある園では、誰かが急に休んでも残業に直結しにくい環境が整っています。
人件費はかかりますが、その分職員の定着率も高くなる傾向があります。

実際に「残業ゼロ」の園で働く保育士さんの声

ここで、実際に「残業なし」を掲げる園で働く保育士さんの声をいくつかご紹介します。

  • 30代・女性
    「以前は行事のたびに衣装作りで毎日残業…。でも今の園は『子どもの笑顔が一番』と考えているので、装飾もシンプル。帰りにジムに寄れる余裕ができました。」
  • 20代・女性
    「ICT導入で、保護者への連絡帳がアプリに。勤務時間中に終わるから持ち帰りゼロ!プライベートが充実して、仕事のやりがいも増しました。」
  • 40代・女性
    「正直“本当に残業ゼロ?”と半信半疑で入職しましたが、本当にゼロ。会議は日中にまとめているので、子どもが寝たら職員もテキパキ進めます。効率の良さに驚きました。」

残業ゼロ保育園のメリット・デメリット

メリット

  • プライベートの時間を確保できる
  • 家事や育児と両立しやすい
  • 心に余裕ができ、子どもへの関わりも丁寧になる
  • 保育士の離職率が下がり、園の雰囲気が良くなる

デメリット(?)

  • 行事がシンプルで、派手な演出を好む人には物足りないことも
  • ICTや職員数増加にはコストがかかり、運営母体によっては難しい場合も
  • 「残業代で稼ぐ」スタイルが好きな人には合わない

とはいえ、子どもたちにとっては、先生が疲れ切っているより、元気で笑顔の先生のほうが絶対にいいですよね。

保育士として残業ゼロを目指したい人へ

もしあなたがこれから保育士として転職や就職を考えているなら、園見学のときに以下のポイントをチェックしてみてください。

  • ICT導入の有無
  • 行事への取り組み方(準備にどれくらい時間をかけているか)
  • 会議の時間帯
  • 職員の人数と雰囲気
  • 実際に「残業はありますか?」と聞いてみる勇気

園によって方針は本当にさまざまです。自分のライフスタイルに合った園を選ぶことが、長く働き続ける秘訣です。

まとめ

「保育士=残業だらけ」というイメージは、少しずつ変わってきています。
ICT導入や行事の簡素化などにより、「残業ゼロの保育園」も確実に存在しているのです。

もちろんすべての園で実現できるわけではありませんが、働く環境を工夫することで保育士さんの負担を減らし、子どもたちにもより良い環境を提供できるようになってきています。

保育士さんが心から笑顔で働けるようになること。
それは、子どもたちや保護者にとっても幸せにつながるはずです。

もし「保育士になりたいけど働き方が不安」という方がいたら、ぜひ「残業ゼロ」を掲げる園を探してみてくださいね。

👩‍🍼 おまけ:こんな保育園は残業少なめかも?

  • 「ICT導入済み」と書いてある
  • 「行事は子ども中心でシンプル」と明言している
  • 園見学のとき、職員が笑顔で帰宅している
  • 求人票に「残業なし」「持ち帰りなし」と明記している

あなたにぴったりの園が見つかりますように。

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ぴよち
ぴよち
本サイトの管理人
保育士として10年以上の経験があります。正社員として公立保育園で5年勤務した後、結婚を機に私立保育園へ転職し3年勤務。出産を経てパートとして3年間保育園で働きながら、家庭との両立を経験しました。現在は、保育士のキャリア支援に携わっています。現場経験と家庭との両立経験を活かし、保育士の皆さんに寄り添った情報を発信しています。
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