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転職回数が多い保育士は転職に不利?カバーする方法

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保育士として働いていると、「今の園は自分に合わないな…」「もっと働きやすい環境を探したい」と思うこともありますよね。実際、保育業界は人間関係や労働条件による退職も多く、転職経験のある保育士さんは珍しくありません。

でも、いざ転職活動を始めると
「転職回数が多いと不利にならないかな?」
「面接でどう思われるんだろう…」
と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

今回は、保育士が転職回数が多い場合に不利になる可能性や、それをカバーする方法について解説していきます。

保育士の転職回数、多いと本当に不利なの?

まず気になるのは、「転職回数が多いと不利なのか?」という点です。結論からいうと、一般企業のように「転職3回以上でマイナス評価」というような厳しい基準は、保育業界ではそこまで強くありません。

なぜなら、保育業界は 人手不足が続いており、常に保育士を必要としている からです。多少の転職歴があっても、保育士資格を持っていて実務経験もあれば、採用されるチャンスは十分あります。

ただし、やはり 短期間で何度も転職している場合 は「またすぐ辞めてしまうのでは?」と不安を持たれる可能性があるのも事実です。

転職回数が不利になりやすいケース

  • 1年未満での退職が繰り返されている
  • 退職理由が曖昧だったり、毎回似た内容である
  • 転職先に一貫性がなく「なぜ選んだのか」が見えにくい

逆にそこまで不利にならないケース

  • 数年単位で勤務してからの転職が多い
  • スキルアップや働きやすさを求めての転職
  • 家庭の事情や引っ越しなど、やむを得ない理由

つまり「転職回数が多い=必ず不利」というわけではなく、理由や伝え方次第で印象は大きく変わるのです。

転職回数が多い場合に見られやすい採用側の不安

採用担当者が転職回数を見て抱く不安を理解しておくと、面接での答え方も考えやすくなります。代表的なのは以下のような点です。

  1. 長く働いてくれるのか不安
     →せっかく採用・研修をしても、すぐに辞められては困るため。
  2. 人間関係にトラブルを起こすのでは?
     →人間関係が原因で辞めていると「また同じことがあるのでは」と思われやすい。
  3. キャリアの方向性が見えない
     →転職理由や園の選び方に一貫性がないと「この人は何を重視しているのだろう?」と疑問に感じられる。

採用側はあくまで「安心して働き続けてもらえるか」を知りたいだけ。ここをうまくカバーすれば、転職回数の多さは必ずしもマイナスにはなりません。

転職回数が多い保育士がカバーする方法

では、転職回数が多くても不利にならないようにするには、どうすればよいのでしょうか。ここでは具体的な工夫を紹介します。

転職理由をポジティブに伝える

転職理由を聞かれたとき、「人間関係が悪かった」「残業が多すぎた」とネガティブに答えると、面接官にマイナス印象を与えてしまいます。

おすすめは「改善意識」や「前向きな理由」に変換すること。

  • 「より子ども一人ひとりと向き合える保育をしたいと思った」
  • 「スキルアップできる環境を探した」
  • 「長く安心して働ける職場を求めている」

といった答え方にすることで、同じ事実でも前向きに聞こえます。

スキルや経験の積み重ねを強調する

転職が多い=いろんな園での経験がある、ということでもあります。

  • 小規模園から認可保育園まで幅広く経験
  • 乳児クラス、幼児クラスどちらも担当経験あり
  • 行事運営や保護者対応の経験が豊富

といったように「転職が多いからこそ得られたスキル」を伝えると、むしろ強みに変えられます。

こうした経験をしっかり伝えることで、採用側に即戦力であることを印象づけられます。詳しい書き方は【保育士転職に強い履歴書・職務経歴書の書き方】で解説していますので参考にしていただければ幸いです。

合わせて読みたい
保育士転職に強い履歴書・職務経歴書の書き方〜あなたの魅力がきちんと伝わる書類のポイント〜
保育士転職に強い履歴書・職務経歴書の書き方〜あなたの魅力がきちんと伝わる書類のポイント〜

今後のキャリアビジョンをはっきり示す

採用側が一番知りたいのは「長く働いてくれるのか」です。
そのため面接では、必ず 「これからどう働いていきたいか」 を具体的に話すのが大切。

例えば、

  • 「今後はじっくり腰を据えて働きたい」
  • 「これまでの経験を活かし、保育リーダーとして成長したい」
  • 「家庭との両立を大切にしながら、長く続けたい」

といった将来像を伝えることで、「今回は長く働いてくれそう」と安心感を与えられます。

職務経歴書は“強み重視”でまとめる

履歴書に転職歴が多いと目立ってしまいますが、職務経歴書で「得意な保育内容」「改善に取り組んだ経験」などをしっかり書いておけば、採用担当者は「この人は即戦力になりそう」と感じやすくなります。

特に女性の場合は、

  • 「子育て経験」や「家庭との両立を考えた働き方」
  • 「保護者対応や職場調整の柔軟さ」

といった部分も評価されやすいので、自分らしい強みをアピールすると良いでしょう。

転職エージェントを活用する

転職回数が多い方ほど、自分で直接応募するよりも 保育士専門の転職サイトやエージェントを使うのがおすすめ です。

エージェントは、あなたの転職理由や希望条件を踏まえて「ここなら長く働けそう」という園を紹介してくれるため、ミスマッチを防げます。さらに面接対策もしてくれるので、転職回数をカバーする答え方を一緒に考えてもらえますよ。
保育士転職エージェントとのやり取りについては、下記の記事も参考にしていただければ幸いです。

合わせて読みたい
保育士転職エージェントを賢く使うコツ
保育士転職エージェントを賢く使うコツ

まとめ:転職回数は「伝え方」と「将来像」でカバーできる

保育士の世界では、転職回数が多いからといって必ずしも不利になるわけではありません。ただし、短期間での転職が続いていたり、退職理由をネガティブに伝えてしまうとマイナス評価につながる可能性があります。

大切なのは、

  • 転職理由を前向きに言い換えること
  • 経験の積み重ねを強みとして伝えること
  • 今後のキャリアビジョンを示すこと

この3つを意識するだけで、印象は大きく変わります。

「転職回数が多いからダメかも…」と落ち込む必要はありません。むしろ、いろんな園を経験してきたあなただからこそ持っている視点やスキルがあります。自信を持って、自分の魅力を伝えてくださいね。

そして、安心して長く働ける園を見つけることが、なにより大切です。転職エージェントなども上手に活用して、あなたに合った職場と出会えますように。

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本サイトの管理人
保育士として10年以上の経験があります。正社員として公立保育園で5年勤務した後、結婚を機に私立保育園へ転職し3年勤務。出産を経てパートとして3年間保育園で働きながら、家庭との両立を経験しました。現在は、保育士のキャリア支援に携わっています。現場経験と家庭との両立経験を活かし、保育士の皆さんに寄り添った情報を発信しています。
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