Uncategorized

新設保育園で働くときのメリット・注意点

h.i.0718.87@gmail.com

新設の保育園で働くことには、これまでの経験とは少し違った魅力やチャレンジが隠れています。保育士としてのキャリアを考えるとき、「新しい園で働く」という選択肢はわくわくする一方で、慎重に検討したいポイントもあります。ここでは、新設保育園で働くメリットと注意点を解説します。

新設保育園の魅力とは?

ゼロから園を作り上げる楽しさ

新設保育園の一番の魅力は、なんといっても「園づくりに参加できること」です。既存の園では、すでに決まったルールや文化がありますが、新しい園では職員みんなで方針を話し合い、保育カリキュラムや行事の進め方を一から作っていけます。自分のアイデアが形になる喜びは、特に経験のある保育士にとって大きなモチベーションになります。

たとえば、保育室のレイアウトや教材の選定、行事の進め方など、細かな部分にまで意見を反映させられるのは、新設園ならではの経験です。また、園の雰囲気や子どもたちとの関わり方も、自分たちで工夫できる自由度が高いのも魅力の一つです。

チーム作りの面白さ

新設園では、スタッフ全員が同じスタートラインに立つことになります。そのため、職員同士の関係性を自分たちで築くことができ、チーム作りの面白さを実感できます。既存園のように「固定の役割や人間関係に縛られることが少ない」ため、新しい仲間と一緒に園を盛り上げる過程は、とても刺激的です。

このような環境では、若手保育士でも意見を出しやすく、責任あるポジションに挑戦するチャンスがあります。キャリアアップの一歩として、新設園での経験は大きな財産になります。

子どもとの距離が近い

新しい園では、まだ園児の人数が少ないことも多く、子ども一人ひとりに向き合いやすいという利点があります。クラスの人数が少ないことで、きめ細やかな保育が可能になり、保育士としてのやりがいを感じやすい環境です。また、子どもたちと一緒に園の雰囲気を作り上げる楽しさもあります。

新設保育園で働くときの注意点

業務の範囲が広くなる可能性

新設園では、保育業務だけでなく、運営面のサポートや事務作業、保護者対応など、多岐にわたる業務を担当することがあります。既存園では分担されていた仕事を一人で担当することもあるため、想像以上に負担が大きくなる可能性があります。

特にオープン直後は、園のルールやマニュアルも整っていない場合が多く、試行錯誤しながら仕事を進める場面が増えます。そのため、柔軟に対応できる力や、仲間と協力して問題を解決する力が求められます。

子どもや保護者の受け入れが安定するまで時間がかかる

新設園では、園の知名度や信頼性がまだ十分でない場合があります。そのため、最初のうちは園児数が少なく、クラス運営や行事の計画が不安定になることがあります。また、保護者との関係もこれから築いていく段階ですので、保護者対応においても細やかな配慮が必要です。

特に、定員割れや園児の増減によって、勤務体制やシフトに影響が出ることもあります。新設園で働く場合は、そうした変動に柔軟に対応できる心構えが大切です。

園の体制や制度が整っていないこともある

新しい園では、マニュアルや業務フローがまだ十分に整っていないことがあります。これにより、慣れないうちは「どうすればいいのかわからない」と戸惑う場面もあるでしょう。また、研修制度やサポート体制が不十分な場合もあるため、自ら情報を集め、必要なスキルを補う努力が求められることがあります。

チームワークを作る過程でのストレス

新設園では、職員同士の関係性もまだ構築中です。価値観や保育方針の違いが表面化することもあり、意見のすれ違いやコミュニケーションの難しさを感じる場合があります。特にリーダーや経験豊富な保育士にとっては、チーム作りの過程で精神的な負担を感じることもあります。

新設園で働くときに心がけたいこと

自分の役割を明確にする

新設園では業務範囲が広くなることが多いため、自分の役割や優先順位を明確にしておくことが大切です。できることとできないことを整理し、必要に応じて仲間に相談することで、負担を軽減できます。

柔軟性と前向きな姿勢を持つ

新設園では予想外の出来事が起こることも少なくありません。そのため、柔軟に対応し、前向きな姿勢で取り組むことが求められます。困難を成長のチャンスと捉えられるかどうかで、働きやすさややりがいが大きく変わります。

コミュニケーションを大切にする

チーム作りが最初から求められる環境では、日々のコミュニケーションが非常に重要です。悩みや意見を率直に伝え合うことで、職場の雰囲気も安定し、スムーズに業務を進めることができます。また、子どもや保護者との信頼関係を築くうえでも、丁寧なコミュニケーションは欠かせません。

自分のペースを大切にする

新設園はスピード感のある環境ですが、焦りすぎると体調や心の負担につながります。自分のペースを大切にしながら、無理のない範囲で園づくりや保育に関わることが、長く続けるためのコツです。

まとめ

新設保育園で働くことは、ゼロから園を作り上げる喜びや自由度の高さ、子どもとの距離の近さなど、多くの魅力があります。一方で、業務範囲の広さや体制の未整備、チーム作りの難しさなど、注意すべき点も存在します。大切なのは、柔軟性や前向きな姿勢、コミュニケーション能力を持って臨むことです。

新設園での経験は、保育士としての成長やキャリア形成に大きな影響を与えます。最初は大変に感じることもありますが、仲間と一緒に園を作り上げる過程で得られる充実感ややりがいは、既存園では味わえない特別なものです。自分のスキルや個性を活かしながら、新しい園で輝く一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

ABOUT ME
ぴよち
ぴよち
本サイトの管理人
保育士として10年以上の経験があります。正社員として公立保育園で5年勤務した後、結婚を機に私立保育園へ転職し3年勤務。出産を経てパートとして3年間保育園で働きながら、家庭との両立を経験しました。現在は、保育士のキャリア支援に携わっています。現場経験と家庭との両立経験を活かし、保育士の皆さんに寄り添った情報を発信しています。
記事URLをコピーしました